「ムジンカー」導入で、24時間安全性と作業効率が大幅に向上!

磁気誘導方式AGV アルミダイカストの生産工場

「ムジンカー」導入で、24時間安全性と作業効率が大幅に向上!

お客様について

リョービ株式会社 静岡工場さま
所在地:静岡県静岡市清水区蒲原5215-1

アルミニウム・ダイカストメーカーの大手、リョービ㈱の東海・関東市場の生産拠点として1962年9月に操業開始。国内の主要自動車メーカーのエンジンシリンダーブロックやトランスミッションケース、自動車部品の製造が生産のほとんどを占める。
震度7の地震にも耐える耐震化工事計画が決定したのを機に、生産工程で発生する型からはみ出した材料(バリ)の運搬作業も含め、さらなる改善を進めている。

リョービ株式会社 静岡工場さま

お客様からの声

フォークリフトやトラックが行き交う製造工場。
今回、無人搬送システムの導入をご担当された三上主任に、その経緯と効果についてお話を伺いました。

決め手は、アフターケアとデザイン

従来はフォークリフトと有人牽引車でバリ缶を搬送していましたが、1つの缶が一杯になるまで15分~20分かかり、それが4つ溜まったら移動するといった流れで、作業の無駄な時間が多いことがネックでした。また、構内をたくさんのフォークリフトが走り回っていて、安全面でも問題が多かったのです。それでAGVの導入を検討しました。

各メーカーさんのAGVを比較検討し、実際に屋外で稼働している現場を見学しました。個人的には丸味を帯びた「ムジンカー」の斬新なデザインに魅せられましたね。他社のAGVは全部角ばっていて、僕の好みじゃなかった(笑)。もちろん機能面においても、いざという時のための有人運転の操作が、他社のAGVよりもずっと楽で優れていたのが大きなポイントですね。でも、最大の決め手は30年近いお付き合いで培われたニチユ三菱さんへの信頼とアフターケア力。何かあったらすぐに駆けつけてくれるサポート体制は、大きな安心感でした。

実際に9台導入してみて、牽引車2台とフォークリフト2台、人員9名が省力化でき、当初考えていた以上の効果を上げています。何よりもフォークリフトの接触事故のリスクが激減したことが大変嬉しいですね。

ダイカスト本部 静岡工場 鋳造工務課 合金係 合金設備担当主任 三上俊治さま
ダイカスト本部 静岡工場
鋳造工務課 合金係 合金設備担当主任
三上 みかみ 俊治としはるさま
三上さま(右)と、鋳造工務課長・松田良昭さま(左)、
鋳造工務課合金係長・杉山智さま(中央)

ソリューションのポイント

課題 フォークリフト事故リスクの削減と
現場作業人員の確保

仕事量拡大のため、連続操業の必要があり、工場内の人員の捻出が急務に。また、工場内をフォークリフトが縦横無尽に走り回って、ヒヤリハットが問題となっていました。

フォークリフト事故リスクの削減と現場作業人員の確保

検討 要望に合わせたカスタマイズで
年々導入規模を拡大

2012年の「ムジンカー」1号機導入を皮切りに毎年追加の要望を解決してもらいながら導入を拡大し、現在9台が活躍。2年後のバリ缶搬送完全自動化を目指しています。

要望に合わせたカスタマイズで年々導入規模を拡大

効果 作業の大幅な効率化が達成され、
安全性も格段に向上!

バリ缶運搬が6,240缶/月削減し、溶解炉でのバリ缶交換作業も3,900回/月削減しました。フォークリフトの運行距離も1,846km/月削減され、ヒヤリハットの心配もほぼなくなりました。

作業の大幅な効率化が達成され、安全性も格段に向上!
要望に応えてくれた

独自のカスタマイズ

独自のカスタマイズ

足巻き込みガード
搬送時に床にこぼれ落ちたバリや作業者の足が「ムジンカー」に巻き込まれて、ケガや事故を起こさないように、車両の左右下部に鉄製のガードを装着してくれました。

安全装置の追加

安全装置の追加
運転席のみならず車両の左右、後ろにも緊急停止ボタンが追加され、万が一の場合、すぐさま運転をストップすることができるようにしてくれました。

センサーの追加

センサーの追加
標準装備の2個のセンサーに加え、トレーラー対策としてのセンサーを2個追加してくれました。さらに、太陽光への反応を考慮した試作版も現在導入しています。