以前、コニシ(株)の物流業務は外部に委託されていました。それを内製化するということで、2012年7月に100％子会社のボンド物流（株）が設立され、『栃木物流センター』を開設。その際、収容効率の高いラックフォークシステムをニチユ三菱さんからご提案いただき、ラックフォーク2台とピッキングフォーク5台を導入しました。決め手となったのは、ニチユ三菱さんには、以前より別拠点でのプラッターをはじめとした実績や信頼があったから。他社システムと比較検討もしましたが、安全面や技術面、操作性で数段優れていましたので、迷わず導入することになりました。

なじみ深いコニシ(株)の商品ラインナップ。
針・糸不要の裁縫用接着剤『裁ほう上手』は、近年加わったヒットアイテムだ。

当社では、新物流システムの下でロット管理を取り入れたことと、出荷量の増加に伴う在庫増により、扱うパレット数が一気に増加。倉庫の増設が急務となりました。そこでこの度、新たにラックフォーク3台とピッキングフォーク4台、プラッター2台を追加導入することになったわけですが、ピッタリのタイミングで発売となった新型ラックフォーク（RFTL-80型）のご提案をいただいたのです。新型が、サイズはコンパクトなのに高揚高を実現できることは、すでに当社の滋賀物流センターで稼働していた同機で実証ずみでした。ただ初めて見た時は、現状のラックフォーク（RFT-66型）と比べると一回りも小さく、ピッキングフォークなみのコンパクトサイズだったのでビックリしました。ニチユ三菱さんの担当者から、「御社向けに強度を高め、ストロークも調整するなどカスタマイズされていますから、問題ありませんよ」とは聞かされていましたが、「本当に大丈夫かな？」という不安は正直ありました（笑）。実際、6メートル以上の高さまで1トン近い荷物を上げ下ろしするわけですからね。