レーザー誘導方式プラッターオートと移動棚に加え、自社システムとの連携で高効率化を実現!

レーザー誘導方式プラッターオート + ニチユパック 自動車業界を支える老舗物流会社

レーザー誘導方式プラッターオートと移動棚に加え、自社システムとの連携で高効率化を実現!

お客様について

東山株式会社 SyncAge(シンクエイジ)
りんくう常滑さま
所在地:愛知県常滑市りんくう町1-25-22

東山(株)は昭和16年に三菱重工名古屋航空機製のゼロ戦を岐阜県各務ヶ原飛行場に牛車や馬車で搬送したのを創業の起点に、昭和21年に東山組として設立された。当初は三菱重工の構内作業を請け負い、スクーターやジープ、乗用車の輸送に深く関わる。戦後日本の高度経済成長とともにトラック輸送・構内物流の請負い業務で事業拡大を遂げ、現在は5つのグループ会社を通じてシステム開発事業などにも進出し、多角化を進めている。SyncAgeりんくう常滑は主要顧客である大手自動車部品メーカーの工場移転に伴い、その隣接地に建設され、2019年4月に竣工した。

東山株式会社 SyncAge(シンクエイジ)りんくう常滑さま

お客様からの声

今回レーザー誘導方式プラッターオートとニチユパックを導入された水谷所長と現場の野田係長にお話を伺いました。

AGF導入でお客さまにとっての
ハブ&スポーク機能が充実

SyncAgeりんくう常滑は、お客さまの自動車部品生産に必要な輸入部品を集約して受入れ、お客さまの工場生産で必要な分だけを払い出すと同時に、完成した部品の出荷拠点となる〝ハブ&スポーク機能〟の役割を果たしています。2019年にお客さまの工場移転に伴い隣接地に当倉庫が新設されましたが、建設にあたっては労働人口減少が騒がれ始めた時期の計画であり、将来的な環境問題にも対応するために、当初から無人の自動設備を取り入れる計画でした。機械だと24時間稼働が可能ですし、熟練度も関係なく対応できますからね。こうした省人化を図るとともに、お客さまの生産工場への納入に関しても、物流会社でありながらトラックを廃止して自動搬送機器を取り入れるなどしてCO2の削減にもつなげています。

AGFの導入に関しては三菱ロジスネクストさんの物流ソリューションフェアでレーザー誘導方式のプラッターオートを見て「将来のレイアウト変更も床工事なしで対応可能」という点が導入の決め手になりました。同時導入した電動式移動ラック(ニチユパック)は本社でも使っていて、床面積を有効活用できるのが分かっていましたから最初からAGFと連携しようと考えていました。
 コロナ禍の影響で本格稼働はまだ70%程度ですが予想以上の作業の効率化を達成しています。人が付きっきりでなくてもいいですし、有人での最上段(3段目)の積み下ろしはかなり危険ですが、その心配も消え安全性も高まりました。また、正確な軌道で作業してくれるので、作業の信頼性も高まりました。

三菱ロジスネクストさんとのお付き合いは古く、営業の方には大変親身になっていただきとても助かっています。今後の期待としては、当社では在庫管理システムを自分たちで作っていますので、AGFにIoTを実装して我々のシステムと連携していただき、さらなる作業の効率化と安全確保の実現に協力していただきたいですね。

取締役 ロジテック部 部長 SyncAgeりんくう常滑所長 水谷 佳英さま
取締役 ロジテック部 部長
SyncAgeりんくう常滑所長
水谷みずたに 佳英よしひでさま
AGF(Automated Guided Forklift:無人フォークリフト)
AGF(Automated Guided Forklift:
無人フォークリフト)

当社開発の在庫管理システムに連携し
効率運用

当社では三菱ロジスネクストさんのAGF管理システム(DCC)と当社システム部が開発した在庫管理システム(TOZAN-NET)を連携させることによって、在庫管理や先入れ・先出しを基本とした入出荷作業をスピーディーに一括して管理できるようにしました。手順としては作業者が必要な時に手元のハンディ機器を使ってバーコードで読み込み、当社の在庫管理システムに出庫指示を送ります。その後、連動したAGFと移動ラックが瞬時に反応して素早く在庫を取り出してくれます。こうしたシステムの一元化によって予想以上の作業の効率化が図れました。

従来の有人フォークリフトによる入庫作業は1時間あたり6~7パレットの作業効率でした。AGFと電動式移動ラックを導入してレイアウト等の運用を見直したことと、当社の在庫管理システムとの効果的なマッチングにより、最大限の効率性を実現。条件が合えば1時間当たり17パレットという高効率で作業ができるようになりました。

SyncAgeりんくう常滑 係長 野田 義彦さま
SyncAgeりんくう常滑 係長
野田のだ 義彦よしひこさま

ソリューションのポイント

課題 一度に大量の搬入処理に
頭を悩ます

お客さまの工場移転に伴い当社の物流倉庫もその隣接地に新設することになりましたが、船便による輸入部品は一度に大量に入って来ますので、限られた人員の中で作業の効率化が常に求められていました。

一度に大量の搬入処理に頭を悩ます

検討 AGFと移動ラックの
組み合わせで対処

労働人口の減少傾向を考えればAGFの導入は必須条件でしたが、レーザー誘導方式プラッターオートを見て「これなら移動ラックと組み合わせればより作業の効率化が図れる。現場のレイアウト変更時にも対応できる」と考えました。

AGFと移動ラックの組み合わせで対処

効果 自社製在庫管理システムと連動し一元管理を実現

当社独自の在庫管理システム(TOZAN-NET)と三菱ロジスネクストさんのAGF管理システム(DCC)を連動させることで作業スピードがより高まると同時にヒューマンエラーもなくなり、予想以上の作業の効率化を達成しました。

自社製在庫管理システムと連動し一元管理を実現

自社製手押し台車にあわせて運搬

効率向上のために自社で製作した手押し台車にあわせた運搬が可能になっています。高さや台車位置のズレなど、微妙な調整にも丁寧に対応いただきました。

自社製手押し台車にあわせて運搬
自社製手押し台車にあわせて運搬
現場の高橋班長が証言! ココに満足!
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空いた時間を有効活用

以前は有人フォークリフトによる入庫作業を担当していましたが、AGFが導入されましたので作業量が半分になりました。その空いた時間を他の作業に回すことができ作業効率が格段に高まりました。

 
空いた時間を有効活用

安全性が確保されてストレスフリー

移動ラックの高所作業を有人フォークリフトで行うと不慣れなオペレーターだととても危険です。でもAGFだと搭載されたセンサーで常に安定して安全に作業をこなしてくれますのでストレスが激減しました。

 
安全性が確保されてストレスフリー
担当 ロジスネクスト中部株式会社
愛知支社 名古屋支店 営業課 係長

小川おがわ 智弘ともひろ

ロジスネクスト中部株式会社 愛知支社 名古屋支店 営業課 係長 小川 智弘