業種別物流システム
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業務用加工食品卸売業への導入

自動倉庫(キャスパック)+ロジナビ
冷凍から常温まで、
業務用加工食品卸しの総合物流拠点
自動倉庫+独自の物流システムで効果を最大限に発揮し作業負担軽減、
品質管理の効率化を実現!
お客様について
オーディエー株式会社さま
所在地:大阪府大東市諸福4‐3‐17
1949年創業の業務用加工食品総合卸売問屋。学校や病院などさまざまな施設の給食、外食・中食産業に対して乾物、缶詰、各種調味料、日配製品、チルド惣菜、冷凍食品などおよそ1万アイテムを扱う。卸売部門と大阪・京都の4つの食材センターによる小売部門の在庫等をシステムで一括管理。作業の効率化と簡略化、スピードアップを実現している。2020年、横浜市に東日本支社を開設し、さらなる成長を目指す。業務用スーパーも自社で経営しており、関西で4店舗を展開中。


お客様からの声
このたび、「ニチユ物流システム」を導入された小田社長と美里部長にお話を伺いました。
大量保管、小ロット出荷のどちらにも見事に対応!
当社に最適なシステム
当社の倉庫は延床面積約2,200坪、建物面積1,250坪で、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応し、生鮮食品以外のほぼすべての食品や調味料を取り扱っています。このうち冷凍倉庫について、2020年秋、日本輸送機時代からフォークリフトでおつきあいのあったロジスネクストさんの提案により自動倉庫「キャスパック」を導入しました。もともと冷凍庫内での作業環境が厳しく、常に人材確保・定着に頭を悩ませていました。働き方改革の潮流もあり、作業員の負担軽減を図りながら、同時に賞味期限管理の徹底など自動化による品質管理の効率化を目指していました。
検討のポイントは、収納数の増加と、最低ロット(バラ)での出荷を行っている当社のサービス品質を維持できるか、ということ。ロジスネクストさんは何度も設計図を書き直してくれるなど、とことんまで当社の要求に応える姿勢をみせてくれました。結果、当初提案では約1,000パレットだった収納数を約1,200パレットにまで引き上げることができました。また、パレット単位で入出庫するエリア、バラでピッキングする荷受場を分け、荷受場のほうはコンベヤをコの字にしました。出てきたパレットから人の手でバラピッキングし、パレットを倉庫内に戻していく、流れるような作業フローを実現。冷凍庫内でのピッキング作業がなくなり効率化が進みました。
人が動くのではなく、機械が動いて人に合わせてくれる、そんなイメージで設計しています。働き手の減少を見据え、将来的にはほかの倉庫にも展開し、最少人数による最大限の生産性や効率化に臨みたいと考えています。 また在庫管理にロジナビを活用していますが、自動倉庫導入にあわせて改修を行いました。仕入先へ発注する商品ごとに発注点を登録する機能を加えたり、出荷停滞リストの一覧を出力する機能も追加して賞味期限の迫る商品を明確にすることで、商品の廃棄ロスを削減しSDGsにも貢献しています。


真摯な対応によって
自動倉庫システムの成果を確信
ロジスネクストさんからの自動倉庫システムの提案に対して、当初は実際に使いこなせるのか不安がありました。ですが、稼働中の現場を見学したり、色々な説明を受けたり、進めていく過程でどのように導入したら成果が出るのか前向きにイメージができるようになりました。
これまでの平置き倉庫以上の収納数を実現することは譲れない路線でしたが、当社の倉庫は立地的に高さ制限があり、なかなか難しい問題でした。これに対してロジスネクストさんは、2階構造だった建物を1階構造に変更し、天井空間ぎりぎりまで活用するというアイデアで、約1,200パレットの収納を実現してくれました。他社では800パレットほどが限界だったことを思えば大きな違いです。
また作業性も大きく向上しました。以前はピッキング・入庫で7〜8人が一日稼働していましたが、導入後は多くても4人で、これまでと同等の仕事量ができるようになりました。ロジスネクストさんには、私たちの難しい要望にもすべて真摯に対応いただき、大変満足していますし、感謝しています。

美里 賢雄さま



ソリューションのポイント
課題
冷凍庫内での作業量増加と
働き方改革の両立を模索
多品種小ロットの供給が基本であり、在庫の品種・数量が増えると冷凍庫内での業務も比例して増えていた。冷凍庫内での厳しい作業環境では、人材の採用や定着が難しく、課題になっていた。さらに働き方改革も進めていく必要があった。

検討
作業の品質を維持し、
人的ミスを減らす冷凍自動倉庫の導入を
「キャスパック」を導入することで、年々増加する商品の保管スペースの確保並びに冷凍庫内作業頻度の低減を目指した。特に収納数の確保と、パレット単位だけではなくバラでの出荷に対応するシステムにこだわり、何度も図面を書き直して検討した。

効果
作業者の負担が大幅に軽減し、
誰でも簡単に操作できる仕組みが実現
冷凍庫内での作業が大きく減少し、労働時間が1人あたり約1時間短縮。ピッキング・入庫の人員は、以前の7~8人から最大でも4人で同等の仕事量がこなせるようになった。タッチパネルで簡単に操作でき、作業の平準化が実現した。

音声指示で両手が使える
ロジナビボイス
音声で入出庫指示が確認できるロジナビボイスを導入しています。伝票などを持たず、ヘッドセットをつけるだけで作業が可能です。両目・両手が自由になるため、一人でも作業がしやすくなりました。





カンタン操作で指導も楽に
以前は倉庫のロケーションを憶えるだけで一週間ぐらい要しましたが、今ではタッチパネルの簡単な操作で指定した棚からパレットが下りてきますので、新しいスタッフでも即、作業にかかれるようになりました。教えるほうもとても楽になりましたね。

お客さまにも作業員にも
大きなメリット
自動倉庫と在庫管理システム「ロジナビ」を連携してコンピュータで管理していますので、出荷ミスが大幅に減少。保管スペースも一目瞭然です。どのお客さまにどの商品がどのタイミング、どの賞味期限で出荷されたのかをすぐに追うことでき、万が一のトラブルにも対応できるなど、作業員にもWの安心感があります。
