「Transer(トランサー)3.5㌧積・4.0㌧積」モデルチェンジ及び「Transer(トランサー)4.5㌧積」を新発売
ニチユ〔日本輸送機(社長 裏辻俊彦)〕は、カウンターバランス型バッテリーフォークリフト3.5㌧積と4.0㌧積のスタンダードタイプをモデルチェンジするとともに、新たに4.5 ㌧積のスタンダードタイプを追加機種とし、「トランサー70シリーズ」として2月20日(火)より全国のニチユ販売店を通じて発売する。
今回モデルチェンジする3.5㌧・4.0㌧積と新発売する4.5㌧積タイプは、荷物の大型化や重量物取扱いの増加による需要に対応するもの。近年の輸出 入拡大に伴い現在ディーゼル車を使用する企業のバッテリー車への買い替えが進んでおり、従来型(56型)に比べて基本性能(走行&荷役速度・登坂力)を大 幅に向上させた。また1.0㌧~3.0㌧積み「トランサーシリーズ」と同一の多機能ディスプレイやリチャージシステムなど最新の主要装備を搭載して一新し た。
主な特長は、雨天時の屋外使用を考慮して「IPX3」(JIS規格)※1 とした他、登坂・降坂時の安全な走行を実現する「セーフティークルーズ」を採用するなど、ニチユ独自の最新技術により機能性、安全性を高めた。
さらに、走行・荷役AC(交流)制御化によって操作性向上と同時に多彩な回生機能で大幅な省エネ化を実現した。
環境意識の高まりにより、排ガスの出ないバッテリー式の需要は好調で、2006年の国内販売台数に占めるバッテリータイプの比率は47.9% ※2と過去最高となったが、4.0㌧積クラスでは、約2% ※3 にとどまっており、今後このクラスでの買い替え需要を見込む。
※1 日本工業規格の定める「電気機械器具の防水試験及び固形物の侵入に対する保護等級」の3級にあたるもの。
※2・3 2006年1月~12月 フォークリフト国内販売実績 <(社)日本産業車両協会調べ>による。
主な特長と価格は以下の通り。
1.商品名 「 Transer(トランサー)3.5㌧積/4.0㌧積/4.5㌧積 」
2.主な特長
1.デジタル荷重計を標準装備
●フォークを約50cm上昇後、一旦停止するとディスプレイに荷重が表示される。
トラックの過積載・過少積載の防止にも活用できる。(商取引の証明は不可)
2.走行・荷役AC制御
● 走行・荷役操作フィーリングの向上とともになめらかで力強いレスポンスを実現。
3.基本性能の大幅な向上
●走行速度<9.5km/h→13.5km/h>。上昇速度<180mm/s→300mm/s>。
登坂能力<10%→13%>。 数値は、FB40P 負荷時。
4.坂道発進も安心の「セーフティ・クルーズ」を標準装備
● アクセル/ブレーキペダル踏み替え操作での急激な後退を防ぎ約1km/hを維持
5.雨の日の屋外作業に対応するIPX3構造
●日本工業規格の定める保護等級「防雨型」IPX3をクリア。屋外での荷役作業に対応。
3.主な機種の希望小売価格(京都工場渡し・消費税別)
定格荷重 | タイプ | 機種型式 | 価格(千円) |
3500kg(LC600mm) | スタンダード | FB35P-70-300 | 6,050 |
4000kg(LC600mm) | スタンダード | FB40P-70-300 | 6,978 |
4500kg(LC600mm) | スタンダード | FB45P-70-300 | 7,580 |
LC:荷重中心
4.年間販売計画(国内) 年間 30台(3機種合計)
以上
