人材育成と働く環境

当社では、社員一人ひとりの成長が会社全体の持続的な成長につながるという考えのもと、人材育成と働く職場環境の改善に注力しています。

1. エンゲージメント※1向上

社員のエンゲージメントを高めるには、自らの成長やスキルアップを実感することも重要であることから、成長機会を広げるための教育研修制度やプログラムの拡充に努めています。

人材育成プログラムの強化

社員一人ひとりが自律的にキャリアを開発し、成長を実感できる組織・企業文化づくりに取り組んでいます。新入社員研修をはじめ、各階層に応じた研修、職務遂行に必要な知識・スキルを磨く研修、グローバル人材育成、キャリア開発などを支援する体系を整備しています。
若手でも海外トレーニー制度、MBA研修プログラム、オンライン英会話などグローバルマインドやスキルを学ぶ機会が豊富にあります。
また、三菱重工業(株)の研修センターで講座を受講できる仕組みも設けています。

海外トレーニー制度、MBA研修プログラム、オンライン英会話など
海外トレーニー制度、MBA研修プログラム、オンライン英会話など
人材育成プログラムの強化

キャリア形成サポート

社員が、半年に1度の頻度で今後の目指す姿を上司と対話し、中長期的な成長について考える「キャリア⾯談制度」を導⼊しています。また、自律的なキャリア開発、人材交流を促進することを目的とし、本人のキャリアプランも考慮したうえで、他部門へ異動できる「キャリアチャレンジ制度」を2022年から導⼊しています。

キャリア形成サポート

インナーブランド力※2向上

社員と社長の双方向コミュニケーションを図るため、社長と社員によるタウンミーティングを実施しています。これにより、経営陣と社員の相互理解を深め、会社の方向性を社員に浸透できるようになり、エンゲージメント向上に寄与しています。

  • ※1 エンゲージメント:会社と社員が信頼関係のもと一体となり、双方の成長に貢献しあう関係にあること。特に社員が企業の理念やビジョンに対して理解・共感することで、目的達成に向け進んで貢献しようとする意識のこと。
  • ※2 インナーブランド力:企業理念やビジョン、行動指針などの価値観を社内で共有し、社員の意識や行動を統一していく力のこと。

2. 多様性の確保※3

人材の多様性(ダイバーシティ)の確保に向けた取り組みを強化しています。柔軟な働き方を可能にするための制度も各種整備しており、一人ひとりの生活に合わせた働き方の選択を可能にすることで、労働生産性・社員満足度の向上と多様な人材の確保につなげています。

仕事と育児をより両立しやすい環境づくり

仕事と育児の両立について、育児休職を取得しやすい制度や環境の整備をはじめ、男女に関係なく子育てを行いながら仕事を続けられる環境の整備に努めています。

柔軟な働き⽅ができるよう、在宅勤務やフレックスタイム、時間単位有給休暇を制度化し、育児や介護のための短時間勤務・休職制度は法律の定めを上回る内容を定めています。

こうした取り組みが認められ、2023 年 7 月には子育てサポート企業として厚生労働省から「くるみんマーク」の認定も受けています。今後も男性育休の取得率や、年次有給休暇取得率向上のための工夫など、仕事と育児をより両立しやすい環境づくりを目指していきます。
また、「えるぼしマーク」の認定に向けても取り組みを強化していきます。

くるみんマークの認定

多様な働き方を支える制度や、活躍する女性社員のメッセージは、こちらのサイトも合わせてご覧ください。

  • ※3 多様性の確保:多種多様なバックグラウンドや技能、視点、価値観を持った人材を採用すること。多様性の確保は企業の持続的成長のための強みとなる

3. 快適な職場環境の構築

安全で快適な職場環境づくりに向け、当社では社員の心身の健康を経営的な視点で捉える「健康経営」の取り組みを開始しています。

メンタルヘルスケア推進

社員を対象にしたストレスチェックを継続して実施しています。社員のストレス状況について検査を行い、セルフケアのさらなる充実化と、働きやすい職場環境の形成を目的としたものです。ストレスチェック集団分析結果の役員説明、ラインケア・職場ケア・セルフケア研修、高ストレス者面談、カウンセリング、職場活性化面談等を通じて快適な職場環境の構築に努めています。

フリーアドレス※4の導入

京都本社では、フリーアドレスを導入しています。フリーアドレス導入により、日々異なる社員と顔を合わせて仕事ができ、同フロア社員間のコミュニケーション活性化が図られています。

  • ※4 フリーアドレス:スペースの有効活用、コミュニケーションの活性化を目的とし、社員が固定の席を持たずに、自由な席で働くことのできるワークスタイルのこと。