事業と人

社会やお客様の課題を解決する事業製品と、
そこに関わった先輩社員の仕事を紹介します。

Topic 01

レーザー誘導方式
無人フォークリフトの
開発・販売

Topic 01 レーザー誘導方式無人フォークリフトの開発・販売

製品の特徴

2017年4月、従来のガイド式システムとは異なる、新しい誘導技術を導入したレーザー誘導方式無人フォークリフト「PLATTER Auto」を開発、新発売しました。
生産・物流現場での人手不足が深刻となる中、無人フォークリトの活躍の場は今後ますます拡大することが期待されています。また、無人フォークリフト導入にあたり、従来は必要とされてきた長期の床面工事が不要となり、工事費用の削減・工期の短縮が可能となりました。

この製品に関わった先輩社員

F.N

開発職

F.N (2012年入社)

物流ソリューションエンジニアリング部
物流システム開発課

大学時代に学んだC言語などのソフトウェアの知識を生かし、荷役装置の動作の設計、プログラミング、試験を行う。お客様が使いやすいようにするには、どうあるべきか?を考えることを常に心がけている。

お客様の課題解決に役立つ
無人フォークリフトの開発に挑む

開発職の一人として、機械・電気・ソフトウェアの技術をスムーズに連携

開発職は、車両・システム開発(機械設計・電気設計・制御ソフト設計・試験)、運用方法や設計手順等の文書作成、開発後は関係者への技術トレーニング等を行います。また、製品が販売から製造までスムーズに流れるように開発段階でも営業部門や製造部門との情報交換も欠かせません。その中でも私は、無人搬送車の動作制御のソフトウェア開発や文書作成を担当しました。

規格や文化の異なる、
海外社員とのコミュニケーションに苦戦

レーザー誘導方式無人フォークリフトは海外の関係会社の協力を得て開発を行った製品です。そのため、海外のメンバーとのコミュニケーションやメールのやり取りは全て英語でした。規格や文化の違いもあり、苦手な英語で技術的な内容をやり取りするのは非常に苦労しました。

夢は、人間の操作に匹敵するような
無人搬送車の開発

無人搬送車は、人間のフォークリフト運転に比べればまだまだ遅く、複雑な動きには対応ができないことも多々あります。将来的には人間の操作に匹敵するような無人搬送車の開発に携わりたいです。実現にあたっては、制御方法やコスト、安全面など多くの課題がありますが、様々なお客様に無人搬送車を導入出来るような高機能な無人搬送車を開発したいです。

アイデアを形にし、お客様に貢献できるのが開発職の魅力

情報系出身の私は、大学時代のソフト作成では、PC上での処理ばかりしていました。今の仕事では自分が設計したものが、思うように動き、お客様に使っていただけるのをとても嬉しく感じます。特に開発職は今までに無いものを作りあげるので、広い知識や経験も身に付きますし、自分のアイデアが採用されることも多く、面白みがあります。前例のない開発は完成までの試行錯誤が大変ですが、やり遂げた後は非常に満足感があります。

K.M

営業職

K.M (1998年入社)

物流ソリューション部
物流システム課

現在の仕事内容は、自動倉庫、無人搬送車の営業活動。お客様にとっても、大きな設備投資になるため、多岐に渡る商談を一つ一つ着実に踏むことを日々心がけながら、受注に繋げている。

製品の強みや魅力を着実に伝え、
より多くの現場への導入を目指す

販売会社のスタッフに、
製品の強みや魅力を説明

販売会社の営業スタッフの方と協力して、商談を受注に導くことが私の仕事です。今回の製品は、今までの誘導方式と異なる無人フォークリフトであるため、販売会社のスタッフ向けの勉強会では、将来の拡張性・工期の短さ・工事時の粉塵が発生しにくいなど、本製品の魅力を説明することが私の重要な役割でした。

労働力不足の解決策として、
お客様から大きな期待

製造、流通の現場に限らず、お客様は、労働力不足を喫緊の課題として認識されており、無人搬送車の商談件数は増加の一途を辿っています。今回の新製品は、今まで導入工期を懸念して無人フォークリフトの導入に踏み切れなかった、長期休暇の無いお客様からのお引き合いが多く、評価をいただいているのを感じます。

新たな業態への販路拡大に挑戦したい

今まで、当社の無人フォークリフトは製造現場中心に販路を広げてきたので、今後は、このレーザー誘導方式の無人フォークリフトを武器に、新しい業態への販路拡大に挑戦してみたいと考えています。また最近では、情報番組などで、自動機器を取り上げられることが多いので、自分が携わったシステムが、テレビ紹介していただけるようなことになればうれしいですね。

お客様の課題解決に役立てたと
実感する瞬間が嬉しい

物流ソリューション営業の魅力は、既にある商品を販売するのではなく、お客様が抱える課題や問題点を一緒になって解決するシステムを構築するところにあります。打合せを重ねて出来上がったシステムが、お客様の現場で活用されているのを見ると、やりがいを感じます。