Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.

イノベーション

「2024年問題」に向けた 課題解決ソリューション

イノベーション

「物流の2024年問題」とは?

2024年4月にトラックドライバーの時間外労働時間に年960時間の上限規制の適用が開始され、各物流・倉庫事業者は、作業効率の向上を図る動きをいっそう加速しています。一方で、コロナ禍を経て物流量は増加傾向にあり、いかに作業現場の環境を維持・向上し、働き方改革を実現するかが深刻な社会課題となっています。

物流の2024年問題

取り組み

当社は、物流業界の効率性と持続可能性を向上させるべく、無人フォークリフト(以下、AGF)、無人搬送車(以下、AGV)を中心とした自動化技術を活用したソリューションを提供するなど、お客様の課題解決に向けた各種取り組みを進めています。

AGFによるトラックへの荷積み自動化システムを実用化

概要

レーザー誘導式無人フォークリフト「PLATTER AUTO(プラッター オート)」をベースにした、トラックへの荷積み自動化システムを構築しました。本システムは、物流サービスなどを手掛ける鴻池運輸株式会社様と共同で実証試験を積み重ね、2024年3月より実際の業務での運用が始まっています。

背景

工場や倉庫における屋内物流は自動化が進みつつある一方、屋外で行うトラックの荷積み・荷降ろしなどは人による作業が中心となっています。

トラックへの荷積み作業は、トラックの車種や停車位置の違いに応じた積載位置の補正が必要となるだけでなく、トラックの待ち時間削減のため搬送にかけられる時間も限られており、人による作業並みの作業スピードも求められます。

当社のソリューション

当社ではこれらの状況に対応するため、荷台の積載位置や隙間などを正確に計測するセンシング技術、そして目標位置に機体を素早く正確に誘導する制御技術を新たに開発しました。本システムは、所定の駐車スペースに停められたトラックへ、AGF 2台が自らの判断で最適に稼働することで、人による作業と同等の精度と時間でのトラック荷積みを可能にしています。

当社のソリューション

関連情報

Story2
物流現場の人不足に自動化技術で応える

製品情報 無人フォークリフト

業種別物流システム事例集

関連リリース情報

お問い合わせ(営業窓口へ)