Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.

イノベーション 物流ソリューション

世界の自動化市場は成長を続けており、2035年には1,400億ドルを超えると予想しています。この成長市場において当社は、無人搬送車、無人フォークリフトを核とした自動化、自律化商品を投入し、競争力を維持しています。
今後は、人機協調をサポートする統合制御システムの開発、拡販の推進により当社の新たな事業領域である「ロジスネクストソリューションズ」の認知を高め、さらなるシェア拡大を目指します。

当社の活かせる強み

フォークリフトの販売やサービスを通じて築いた広い「顧客接点」と「提案力」という強みを活かし、当社が培ってきた技術とお客様の抱える課題をマッチングすることで物流ソリューション事業の拡大を目指します。

当社の活かせる強み

キーワード1 
人と機械を安全に「つなぐ」

人機協調

物流・倉庫業の現場において、すべての作業を自動化するには技術面、コスト面のハードルが高いこと、また、物量などに応じた柔軟性、即時性が求められることから、人の手による作業が欠かせません。そこで当社は、人と機械がそれぞれの強みを活かし、対等な立場で協働できる環境づくりを推進しています。
また、人と機械が協働するうえで、現場で働く作業員の安全確保が極めて重要となります。当社は、利便性だけでなく安心・安全を考慮したソリューションの開発、提供を通じて、これからも物流現場の人機協調を支援していきます。

実践例
人と機械を安全に「つなぐ」人機協調

キーワード2 
機器と機器をかしこく「つなぐ」

機器連携

物流・倉庫業務には、出庫、搬送、ピッキングなど、出荷するまでにいくつかの工程があり、工程や作業ごとに使用する機器が異なります。各機器を個別に自動化するだけでは十分な効果は期待できず、工程間で連携させることで業務全体の効率化を図ることができます。当社は機器と機器を「かしこく・つなぐ」ソリューションを提供することで、効率化実現に貢献しています。
 無人フォークリフトをはじめとした機器と周辺機器を連携し、一連の作業を効率的に自動化します。今後も機器連携に取り組み、倉庫内業務だけでなく屋外搬送なども含めて連携の範囲を広げ、業務最適化を支援していきます。

実践例
機器と機器をかしこく「つなぐ」機器連携

提供ソリューションの例

さまざまな機械システムを同調・協調させる自動化・自律化システムの実現により、ニーズの高まりが予想される省人化・省力化の課題解決に貢献しています。

AGV・AGFを核とした人化・自動化商品投入

三菱重工業(株)が提唱する自律化・知能化ソリューション「ΣSynX(シグマシンクス)」を活用し、独自の技術「SynfoX(シンフォックス)」を開発しています。これにより、タイムリーな開発と顧客ニーズへの柔軟な対応を両立しています。

AGFによる倉庫内物流の自動化イメージ
AGFによる倉庫内物流の自動化イメージ

人機協調をサポートする統合制御システムの開発・拡販

当社開発の統合制御システム「ミクストフリートソリューション」は、有人、無人機器の作業管理を統合し、それぞれに最適な指示を出すことで現場リソースの効率化を支援します。
同システムの拡販によりロジスネクストソリューションズの市場認知拡大を図っています。

ACT
ACT

ソリューション事業をグローバルに推進するための統括部署を設立

私たちロジスネクストソリューションズ室のミッションは、グローバルソリューションビジネスの変革と成長を加速することです。ソリューション事業の領域における可能性を明確にし、お客様から高く評価される三菱ロジスネクストの総合力を発揮して、付加価値の高いビジネスの創出を目指しています。
当社の事業を取り巻く環境は絶えず変化しています。そのような環境下で持続的に発展していくためには、組織として共通認識を持ち、同じ目標に向かって取り組むことが重要です。私たちは組織再編による社内の構造変化も経験してきました。異なるバックグラウンドや文化が交わり、それらは時に相反することもありますが、うまく融合することができれば大きな競争力となります。
私たちはこれまで多くのことを成し遂げてきましたが、まだまだやるべきことはたくさんあります。未来に向けて強みを伸ばし、弱みを克服するとともに、新たな挑戦をし続けることで、現在推進している施策を実りあるものにできるよう取り組んでいきます。

執行役員 ロジスネクストソリューションズ室長 兼 Mitsubishi Logisnext Europe B. V. 上級副社長

執行役員
ロジスネクストソリューションズ室長
兼 Mitsubishi Logisnext Europe B. V. 上級副社長

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